ブランドシュヴァネン犬舎

福岡県ジャーマン・シェパード・ドッグ専門のブリーダー。黒色の毛色の子犬や、成犬も販売しています。血統はトレーニングタイプ(訓練系)・ショータイプ(展覧会)とも繁殖しています。シェパードに多い病気(遺伝性疾患)や飼い方などの役立つ情報を発信していきます。

【必読】販売時事前説明事項

販売時事前説明義★             規則第8条第5号

説明項目(各販売ページに記載)

①犬種 ジャーマン・シェパード・ドッグ (オス メス/不妊済 去勢済)
   生年月日    年   月   日生まれ

 繁殖者 株式会社Dog’s Japan
     ブランド シュヴァネン犬舎(山本 千絵)
 動物取扱番号 販売 第4059100199号

 代理販売時の所有者名(         )

 6種混合ワクチン済、動物病院にて健康診断済。詳しくはお渡しする健康手帳にてご確認下さい。また、適正な飼養に関する手引書を無料でお付けしております。

 遺伝子検査結果(各販売ページに記載。不明時には記載なし)
 父犬 HD,ED,DM,MDR1
 母犬 HD,ED,DM,MDR1
 本犬 HD,ED,DM,MDR1

②成犬時の標準体重 牡 30キロ~45キロぐらい
           牝 25キロ~35キロぐらい

 成犬時の標準体高 牡 60~65センチ  
    牝 55~60センチ

 訓練系統と展覧会系統では、訓練系統の方が、幾分小さな体格であることがあります。

③平均寿命 12年程度

 基礎疾患の無い子は、15年ぐらいまで長生きする子も多いです。

④飼育環境

 室内飼育も可能です。但し、フローリングなどの滑る材質の床で飼育すると、股関節や肘関節に負担が掛かり、痛める事があるので注意してください。

 また、木やプラスチックなどの材質は破壊する事がありますので、金属などの材質をオススメします。室内では、貨物輸送として使われている、バリケンネルL以上(サイズ500)が最適です。

 外飼飼育の場合は、鉄骨製のサークルで、地面は穴を掘って逃走しないように、コンクリートなどをオススメします。また、サークルの高さは、飛び越えないように150センチ以上、広さは2メートル×1.5メートル程度は最低あった方がよろしいかと思います。

⑤食事方法 

 1日2回または1日1回。ご使用のドライフードに記載の分量を基準に、状態を見ながら加減されてください。また、お水は常時又は定期的に1日3回程度は与えてください。

⑥運動方法

 1日1回は自由に又は飼い主さんと一緒にウォーキング・ランニングを兼ねて一緒に歩いたり、走ってあげたりしてください。

 また、ボール遊びやドッグランなどで走る事も有効です。自転車・バイクなどを使った並走は、1歳を過ぎてからにしてください。

 また、休養がとれるように、雨風を防げること、夏は直射日光が当たって熱中症・熱射病にならないように日陰と涼しい空間を提供してください。冬は、雪などを避けれるようにして、暖かい環境に保ってください。四季を通して、寝床は清潔に乾燥した状態に保ってください。

⑦共通感染症

・病原体がウィルスであるもの
 狂犬病、高病原性鳥インフルエンザ、日本脳炎、ウエストナイル熱など
 ※ウィルスとは細胞を持たず、他の生物の細胞を利用して、自己を複製させることのできる微小な構造体です。

・病原体が細菌であるもの
 パスツレラ感染症バルトネラ症(猫ひっかき病)、結核、ペスト、野兎病、ライム病、レプトスピラ症、サルモネラ症、ブルセラ病、エルシニア症、リステリア症 
 ※細菌は細胞を持ち、他の生物の体内に侵入して細胞の栄養を吸い取ります。また吸い取った代わりに毒素を出して侵入した先の細胞を壊します。

・病原体がリッケチアであるもの
 Q熱、日本紅斑熱、つつが虫病
 ※リケッチアとは細菌の一種ですが、大気や土壌などの環境中で生息できず、他の生物の細胞内のみで生息、増殖するウィルスに似た行動を取ります。ヒトは通常、病原体を保有するマダニやノミ、シラミなどの虫に刺されることでリケッチアに感染します。

・病原体がクラミジアであるもの
 オウム病
 ※クラミジアとは細菌の一種ですが、別の生物の細胞内でのみ増殖可能であり、自身での単独増殖はできません。エネルギー摂取は、宿主動物に依存しています。

・病原体が真菌(カビ)であるもの
 皮膚糸状菌症、クリプトコッカス症、カンジダ症
 ※真菌とはカビのことです。有機物質を腐敗させる働きがあり、真菌の種類としては酵母菌、糸状菌などがあります。

・病原体が原虫であるもの
 トキソプラズマ症 、クリプトスポリジウム症、ジアルジア症
 ※原虫とは顕微鏡でしか見ることのできない単細胞生物です。自然界には多くの原虫が生息していますが、哺乳類に寄生の結果、原虫が危険な存在となるのは、免疫低下など、免疫系に反応することが多いのが特徴です。

・病原体が寄生虫であるもの
 フィラリア症回虫症エキノコックス症疥癬症
 ※寄生虫とは「体表や体内に生息することで宿主から栄養分を吸収する」という、病原体の生存の手段に着目した呼び方です。動物の体表や体内に生息するだけでなく、宿主から栄養を吸収するなど害をもたらします。

予防方法としては、病原体に触れないようにすることが重要です!!
■どうぶつとの過剰な接触を避けましょう。
 口移しでご飯をあげたり、同じ食器を使ったりしないようにしましょう。また、一緒に寝ることなどは避けましょう。
■どうぶつが感染しないためのケアをしましょう。
 予防薬の投与や予防接種を行いましょう。また、喧嘩等による感染を予防するために爪切りをしましょう。
 体に付着して感染が起こることを防ぐために体を清潔に保つことなども必要です。
■どうぶつと遊んだら、手を洗いましょう。
■どうぶつがゴキブリやネズミなどの病原菌を媒介する昆虫やどうぶつを口にしないように気をつけましょう。
■どうぶつとその生活環境を清潔に保つようにしましょう。
■生肉を摂取しないようにしましょう。また、まな板や包丁の洗浄などに気をつけましょう。
■どうぶつの糞尿はすみやかに処理しましょう。
■どうぶつや飼い主さんの体調がいつもと違うと感じたときには医療機関を受診しましょう。
飼い主さんの体調がすぐれず医師の診察を受けるときには、必ず「どうぶつを飼育していること」を伝えましょう。

 また、ジャーマン・シェパード・ドッグは、遺伝性疾患として変性性脊髄症(DM)がありますが、これは、両親を遺伝子検査する事によって発病しない仔犬を繁殖することが可能です。

 その他にも、シェパードに多発する疾患として、股関節形成不全(HD)、肘関節形成不全(ED)、イベルメクチンに反応するMDR1遺伝子変異、胃捻転・腸捻転、心臓疾患、巨大食道症、腎不全、尿路結石、皮膚病(特に急性湿疹、アカラスなど)、外耳炎など注意が必要です。

 当社では股関節・肘関節に異常の無い両親犬、そして変性性脊髄症、イベルメクチンMDR1の遺伝子検査を行った上で繁殖をしております。

⑧不妊・去勢

 獣医師により、多少、手術適期が異なりますので、かかりつけ獣医に詳しくはご相談ください。メスの不妊手術は初回の生理を迎える前に、オスの去勢手術は生後6ヶ月頃となります。

 費用は、全身麻酔を必要としますので、だいたい4~10万円程度です。

⑨みだりな繁殖を制限する為に、当社では、繁殖指導として生後1歳を過ぎたら股関節・肘関節・膝関節に異常が無いかを、レントゲン撮影することを推奨しております。

 また、変性性脊髄症の遺伝子検査、MDR1遺伝子検査も両親犬がクリア判定でない場合は、検査をすることを推奨します。また、キャリア判定の場合は、交配相手にクリア判定の犬を選ぶことに留意してください。

 また、メス犬の場合は、発情出血期間中が妊娠時期となります。人とは逆です。メス犬が発情中は、他のオス犬との接触が無いようにご注意ください。

⑩虐待や遺棄の禁止

 愛護動物を虐待したり捨てる(遺棄する)ことは犯罪です。違反すると、懲役や罰金に処せられます。

愛護動物をみだりに殺したり傷つけた者
→2年以下の懲役または200万円以下の罰金

愛護動物に対し、みだりにえさや水を与えずに衰弱させるなど虐待を行った者
→100万円以下の罰金

愛護動物を遺棄した者→100万円以下の罰金

虐待に該当する可能性、あるいは放置すれば 虐待に該当する可能性があると考えられる例 ・餌が十分でなく栄養不良で骨が浮き上がって見えるほど痩せている(病気の場合は獣医師の治療を受けているか。高齢の場合はそれなりの世話が出来ているか 。。)

・餌を数日入れ替えず、餌が腐っていたり、固まっていたりして、食べることができる状態ではない。

・器が汚く、水入れには藻がついている。あるいは、水入れがなく、いつでも新鮮な水を飲むことができない(獣医療上制限されているときを除く 。)

・長毛種の犬猫が手入れをされず、生活に支障が出るほど毛玉に覆われている。

・爪が異常に伸びたまま放置されている。

・ 繋ぎっぱなしで散歩にも連れて行かず 犬の糞が犬の周りに何日分もたまり糞尿の悪臭がする。

・外飼いで鎖につながれるなど行動が制限され、かつ寒暑風雨雪等の厳しい天候から身を守る場所が確保できない様な状況で飼育されている。

・狭いケージに閉じ込めっぱなしである。

・飼育環境が不衛生。常時、糞尿、抜けた毛、食餌、缶詰の空やゴミがまわりにちらかっており、アンモニア臭などの悪臭がする。

・病気や怪我をしているにもかかわらず、獣医師の治療を受けさせていない。

・リードが短すぎて、身体を横たえることができない。

・首輪がきつすぎてノドが締めつけられている。

・しつけ、訓練と称するなどし、動物に対し殴る、蹴る等の暴力を与えたり、故意に動物に怪我をさせたりする。

・事故等ではなく、人為的に与えられたと思われる傷が絶えない。

以上の文書を対面により交付の上、説明及び当該文書を受領致しました。

    年    月    日    氏名              

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